こんにちは! ハカセであります。
2021年も健康第一で過ごしたいですね!
ということで、お正月休みはすっかりぐうたらしていたミキさんも巻き込んで、シャキッと元気にいってみましょう!
ミキ「ハカセさん! 私はちょっとのんびりしていただけです……!」
ハカセ「休息も健康に大切な要素の一つですね。男女共に寿命が延びた現代では、いつまでも動ける身体をキープし、健康寿命を延ばすことが重要です。」
ミキ「そうよね、元気に長生きしたいわ。」
ハカセ「そのために本日は、①筋肉、②骨と歯、③肥満予防に注目してみましょう!」
ミキ「み、3つも?! 新年早々、厳しいわね…」
ハカセ「大丈夫。ポイントとなる栄養素は2つ。ビタミンCとカルシウムであります。」
ミキ「聞き慣れた名前ね。それなら頑張れそう〜♪」
ハカセ「まずは、身体を動かすのに重要な役割を持つ筋肉であります。ビタミンCは筋肉を傷つける活性酸素から守ってくれるんですよ。
さらに、血液中にビタミンCが多く含まれる人の方が筋力やバランス能力に関するテストの結果が良かったという報告もあります。」
ミキ「ビタミンCは筋肉を守ってくれるのね。じゃあ、カルシウムは?骨かしら。」
ハカセ「骨はもちろんですが、カルシウムは筋肉を動かすのにも重要な役割があるんですよ。また、カルシウムの摂取量が多かった人たちは少なかった人たちに比べ、サルコペニアと診断される割合が半分以下だった、という報告もあります。」
ミキ「サルコペニアって筋肉量が減ったり筋力が落ちちゃって、身体能力が低下することだったわね。」
ハカセ「骨に関してもビタミンCとカルシウムが両方関わっていますよ。」
ミキ「カルシウムは骨の主成分よね!」
ハカセ「その通り。ビルに例えると、カルシウムはコンクリートの役割を担っています。そして、そのコンクリートを支えるための鉄筋部分がコラーゲンというたんぱく質の一種なのですが、コラーゲンを身体の中でつくるときにビタミンCが必要になるのです。
実際、動物実験でもビタミンCが欠乏すると骨がスカスカになってしまうことが確認されています。」
ミキ「あら! コラーゲンってお肌のハリにも大切よね。だからビタミンCって美容にもいいのね〜!」
ハカセ「さらに、ビタミンCは歯を失う原因となる歯周病のリスクを下げるとも言われていますよ。」
ハカセ「最後は肥満予防です。肥満細胞は活性酸素の発生と深く関わっています。
ビタミンCは活性酸素を消去してくれるので、肥満や生活習慣病の予防にも役立つと考えられているのです。」
ミキ「肥満細胞の悪循環、コワイわ〜」
ハカセ「また、肥満率の高いアメリカで行われた研究報告によると、カルシウムの摂取量が多いグループの方が少ないグループに比べて体重が軽い傾向が見られたんです。
カルシウムと体重の関係はまだ明らかではありませんが、消化管からの脂肪の吸収を抑制することや、脂肪の分解を促進し、蓄積を抑制するのではないか、など期待が寄せられています。」
ミキ「断然、ビタミンCとカルシウムをとりたくなってきたわ!」
ハカセ「ビタミンCはストレスなどでも失われやすく、カルシウムは未だに平均摂取量が推奨量に届いていません……。どちらも毎日コツコツとって欲しい栄養素であります!」