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こんにちは! ハカセであります。
8月に入り、夏休みを楽しんでいる子どもたちも多いのではないでしょうか⁽⁽٩(๑˃̶͈̀ ᗨ ˂̶͈́)۶⁾⁾
今日は、お家でできるひんやり美味しい実験をご紹介したいと思います。
【用意するもの】
・ミキプルーンまたはミキプルーン スティック
・水
・冷凍OKなカップ3つまたは製氷皿などの器
【方法】
①ミキプルーンと水で3種類の液体をつくる。
A. 水のみ
B. 5倍希釈液(ミキプルーン:水を1:4で混ぜたもの)
C. 2倍希釈液(ミキプルーン:水を1:1で混ぜたもの)
②器にA、B、Cをそれぞれ同量ずつ入れる。
③冷凍庫に入れ、30分後、1時間後、2時間後、3時間後・・・と観察してみましょう。
どれが一番先に固まるかな?どんな違いがあるかな?
予想してみるのであります!
【結果】
●30分後
5倍と2倍に薄めたプルーンエキスは変わらず。
水は表面に氷が張っていました。
●1時間後
プルーンエキスはいずれの濃度もシャーベット状に。
水はほぼ氷になっていました。
●2時間後
うわぁ〜! 5倍と2倍に希釈したプルーンエキスが折れてしまいました!
まだ完全に固まっていなかったんですね。
一方、水は完全に氷になっていました。
●3時間後
5倍と2倍に希釈したプルーンエキスもこのとおり!
アイスキャンディーになりました。
凍るまでの過程は5倍と2倍希釈では大きな違いはありませんでした。
でも、食べてみると……!
ん???
2倍希釈はネットリとやわらかい食感です。
5倍希釈はそれよりも硬く、シャリシャリとしていました。
どちらもひんやり美味しい〜ŧ‹”ŧ‹”(●´ㅂ`●)ŧ‹”ŧ‹”
そして密かに凍らせていたプルーンエキスの原液はというと……
なんと、3時間経っても凍らず(⦿_⦿)!!
【まとめ】
プルーンエキスの濃度が低い(水の分量が多い)ほど速く、硬く凍ることがわかりました。
これは、液体に含まれる糖の量が関係しているんです。
糖は水と水が結びつく=凍るのを邪魔する性質があります。
プルーンエキスにも糖が含まれていますから、その濃度が高いほど糖は多くなり、硬い氷ができにくかったのですね。
他にも砂糖や塩、果汁など色々なものを溶かして凍るまでを観察してみると面白い発見があるかもしれませんよ。
ちなみに、プルーンの実を収穫するときにどれくらい甘く熟したかを測る際に使う「糖度計」。
これはプルーンの果汁に含まれる糖質(固形分)に光を当てて、その屈折率をみることでどれくらい糖質が含まれるかを測っています。
ミキプルーンが甘くて美味しいのは収穫にベストなタイミングをこうして確認しているからなのであります。
もうすぐ今年も収穫の時期!
プルーン農園では美味しさと栄養をしっかりと蓄えながら、プルーンの実がすくすくと成長中であります。