こんにちは! ハカセです。
今回は食物繊維のイロイロを熱く語りたいと思います(〇-〇ヽ)キラーん☆
ところで、「栄養」ってなんでしょう?
栄養とは……生物が外部から必要な物質を摂取し、それを利用して生体を維持し生活する現象。
そして、その必要な物質を「栄養素」と言います。
食物繊維はヒトの消化酵素で分解されないので、体内で消化吸収されません。
なので、1990年代はじめ頃まで、栄養素としてはほとんど注目されていませんでした。
私が学生だった頃(……ウン10年前かはご想像ください笑)は、分析の方法を習う程度だったような。
つまりほとんど重要視されていなかったんです。
それが1990年代後半くらいからどんどんと食物繊維の機能性が評価されるようになり、2000年を過ぎて第6の栄養素として注目されるようになったんです!(*・∇・ノノ゙☆パチパチ
生きていくために必要だったんですね!
2010年度版の日本人の食事摂取基準では、食物繊維の摂取目安量として、成人男性の目標量が19g、女性が17gと設定され(2015年度は男性20g、女性18gに改定されています)、さらに米国では心疾患による死亡リスクの低減を図る量として1日24g以上摂取しましょうと言われました。
メタボリックシンドロームの予防と食物繊維の重要性がようやく認識されたんですね〜。
ちなみに、2017年の国民健康・栄養調査では、男女を合わせた平均摂取量は14.4g。
全然足りてなーい!
食物繊維は消化吸収されないと言いましたが、これは、ヒトの消化酵素で分解できないためです。
そして、一口に食物繊維といっても、水に溶けるもの(水溶性)と水には溶けないのもの(不溶性)があります。
水溶性の食物繊維は、水に溶けるとゼリー状になります。
小腸で栄養素の吸収速度を緩やかにし、食後の血糖値の上昇を抑える効果があり、そのほかにもコレステロールを吸着して体外に排出したりすることで、様々な生活習慣病の予防にも効果があります。
一方、不溶性の食物繊維は水分を吸収して便の容積を増やします。また有害物質を吸着させて、便と一緒に体外に排出することも特長のひとつです。
さらに水溶性食物繊維と不溶性食物繊維には、それぞれ働きの異なる複数の種類が存在しているから面白いです!
まだまだ研究しがいがありますね!!
ということで、食物繊維は、欠かすことのできない立派な栄養素なのでした〜٩(ˊᗜˋ*)وイエーイ